歯の黄ばみが気になる方へ
ホワイトニングとは、専用の薬剤で歯を漂白し、白い歯へと導く治療です。歯科医院で行うオフィスホワイトニング、自宅で行うホームホワイトニングに分類されます。患者さんのご希望やライフスタイルなどに応じて、適切な方法をご提案いたします。
より白く美しい口元にするホワイトニング
ホワイトニングで歯の色が改善すると、明るい印象や若々しい印象を与え、笑顔に自信を持てるようになったり、仕事に対する積極性が高まったりする場合があります。白い歯は、アメリカやカナダではエチケットとして浸透しています。日本でも、芸能人がホワイトニングをしていることや、ホワイトニング効果がある歯磨き粉の登場により、注目が高まってきています。日々の歯磨きだけでは、真っ白な歯を維持することは難しいです。ホワイトニングであれば、歯の内側から作用して、真っ白な歯へと導くことができます。人と接する機会の多い営業職の方や接客業の方、就職活動や転職活動中の方、歯を白く美しくしたい方などにおすすめの治療です。
歯が黄ばむ理由
1.歯の表面の汚れ
歯の表面に食品の色素が浸透すると、黄色や茶色に変色します。例えば、醤油やワイン、コーヒー、コーラ、カレーなどは着色しやすいです。歯の表面を覆うエナメル質は、半透明のガラス繊維でできた小柱の集合体です。小柱同士のすき間に色素が入り込むと、歯磨きでは着色を改善できなくなります。また、タバコのヤニも着色の原因となるため、非喫煙者よりも喫煙者の方が変色する傾向にあります。
2.加齢・遺伝
歯の内部にある象牙質は、もともと黄色っぽい色をしています。加齢とともに色が濃くなるため、若い頃は気にならなかった歯の黄ばみが気になり始める方が多いです。象牙質の色は歯磨きでは改善できませんが、ホワイトニングであれば白くできます。
3.歯の内部構造が原因
歯をぶつけたり、歯の病気や薬の副作用の影響を受けたりすると、変色してしまいます。70年代に使われていたテトラサイクリン系抗生物質を胎児期に母親が服用したり、幼少期に服用したりすると、茶色やグレー、まだら模様に変色することがあります。
また、歯の成長過程で歯の組織形成に支障をきたすエナメル質形成不全症により、歯が茶色く着色したり、くぼみが生じたりします。
ホワイトニングで歯を白くする仕組み
ホワイトニングには、過酸化水素や過酸化尿素が使われています。一定の温度になると酸素と水に分解される性質を持ち、酸素が歯のエナメル質の色素と結びついて着色物を分解します。象牙質の色を分解することはできないのに歯が白くなるのは、エナメル質が光の反射で白く見えるようになるためです。エナメル質を構成する小柱を球状に変化させ、光が乱反射するようにします。
ホワイトニングが向かない人
- 妊娠中、授乳中の方
- 18歳未満の方
- エナメル質形成不全症の方
- 人工歯の方
- むし歯や歯周病がある方(治療後に開始)
- 補綴歯(全部被せ物の歯)の方など
※施術前に検査、診断等を行いますのでご安心ください。
当院は短期間のホワイトニングが可能
当院では、ホワイトニングに即日対応しております。「急なプレゼンが入り、白い歯で臨みたい」といった場合でも対応可能です。当院では、効果が現れるスピードが速いビヨンドホワイトニングを導入しております。強力なホワイトニング効果と紫外線や過度な発熱を抑えているため、安全性にも優れています。効果が現れるまでにかかる時間は20~30分程度です。
ホワイトニングの種類
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングとは、高濃度の薬剤を歯に塗り、光を当てて白くする方法です。歯科医院で施術します。1回の治療で歯を白くできるため、すぐに歯を白くしたい方、芸能人のような白い歯を手に入れたい方に適しています。1回20~30分程度で完了しますので、お忙しい方にもおすすめです。
その一方で、効果の持続性はホームホワイトニングに劣り、色の後戻りも早いので、白さを維持したい場合は定期的に施術を受ける必要があります。
当院はブリリカビアンコ
当院のホワイトニングでは、「ブリリカビアンコ」を使用しています。
お口に装着するタイプのホワイトニングのため、照射位置がずれにくく効率的に歯を白くすることができます。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングとは、歯科医院で作ったマウスピースの中にホワイトニング剤を入れ、ご自宅で施術していただく方法です。1日2時間の装着を続けることで、ホワイトニング剤がゆっくりと浸透し、歯を白くしていきます。効果を実感できるまでに2週間程度かかりますが、白さが長続きするほか、白さのレベルを調節しやすいというメリットがあります。
ホワイトニングの注意点
- 妊娠中の方、妊娠の可能性がある方、授乳中の方、18歳未満の方、無カタラーゼ症の方には受けていただけません。
- 歯の厚みや摩耗、欠損、知覚過敏の状態次第では刺激を感じますが、24時間前後で治まることがほとんどです。
- 入れ歯や差し歯、詰め物や被せ物にはエナメル質がないので効果がありません。
- 白さを維持したい場合は、着色してきたと感じたタイミングで再治療を受けてください。
- ホワイトニングの直後は歯の表面の皮膜が一時的に失われるため、着色しやすくなります。ホワイトニング後24時間はコーヒーや赤ワイン、カレー、ソース、ケチャップ、レモン、きゅうり、マヨネーズなどは避けてください。
- タバコのヤニも着色しやすいので、ホワイトニング後24時間は喫煙を避けてください。